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カナダの基礎知識

カナダの基礎情報
総面積:909万3507km
首都:オタワ(オンタリオ州)
人口:約3100万人
国家元首:英女王エリザベス2世
国歌:O Canada (オー・カナダ)
公用語:英語とフランス語
民族:英国系(40%)、フランス系(27%)、ドイツ、イタリア、中国、ウクライナ系など。先住民(3%)

気候と時差
カナダはロシアに次いで世界第二の国土を誇り、10州3準州の中に都会と大自然が共存する国です。国土が広いため、気候の地域差も大きく、太平洋岸は暖流のため温暖ですが、ロッキー山脈から大西洋岸にかけて夏は気温が上がり、冬は零下20‐30度にまでなります。そして北部はツンドラ地帯です。
また、広大な国土には5つの時間帯があり、その間は4時間半になります。例えば、 太平洋岸に位置するバンクーバーが正午の時、カナダの最も東に位置するセント・ ジョンズでは午後4時半となります。

人口分布

人口はオンタリオ州が1200万人ともっとも多く、続いてケベック州(745万人)、ブリティッシュ・コロンビア州(410万人)、アルバータ州(310万人)となります。都市人口でみると、多い順からトロント(500万人)、モントリオール(350万人)、バンクーバー(210万人)、オタワ・ハル(110万人)、カルガリー(99万人)、エドモントン(97万人)となり、カナダは都市集中型といえます。

自然
 カナダには世界的に有名で、多くの観光客が訪れるロッキー山脈やナイアガラの滝、バンフ国立公園など、39の国立公園、1,000を越える州立公園、50近い準州立公園があります。 夏は海や湖でカヌーとカヤック、あるいは美しいゴルフ場でゴルフを満喫し、冬はスキー、自然公園ではキャンプで自然を親しむといった豊かな自然との関わりも、楽しみのひとつです。また、カナダは、環境保護の先進国でもあり、国土の9%が保護地域に指定されています。そこでは、エルク、ムース、マウンテンゴート、ブラックベアといった野生動物が、多く生息しています。 このような豊かな自然に囲まれた生活環境は、世界でも暮らしやすい国のひとつにあげられています。

モザイク国家
 カナダはイギリス系(40%)、フランス系(27%)の他、ドイツ系、イタリア系、中国系、ウクライナ系、北米インディアン、オランダ系、ポーランド系と続く多数の移民からなる国家です。 カナダでは各民族がコミュニティーを作って、自国の文化や伝統を維持しつつ、共存しています。そのためカナダでは、世界各国の料理を楽しむことができます。

先住民
 カナダではファースト・ネーションズ(先住民インディアン)、メティス(先住民とヨーロッパ人の両方を祖先とする人々)、イヌイット(北極地方の人々)という3つの先住民グループが認定されています。先住民の人口は現在約7万9000人で、人口の約3%を占めています。

 

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