カナダの大学は、数校例外を除き、州立大学であるため、大学間のレベル差はなきに等しく、世界的にみても、高水準の教育を提供しています。 カナダの大学で取得できる学位は、学士号、修士号、博士号の3種類です。 取得できる学位によって、カナダの大学は、3種類に分けることができます。 【学部大学】 Liberal Artsと呼ばれる人文系、理科系の教養科目を受講することができる。 大学院はない。 カナダの東部に学部大学は集中しており、生徒数3000人ほどの、小・中規模の大学が多い。 【総合大学】 学部と大学院を併設しているのが、総合大学。 学部では、幅広く多数のプログラムが用意されているため、自分にあった専攻を見つけることができる。 【博士大学】 専門分野での研究に力を注ぎ、スペシャリストを養成することに専念している。 特に大学院課程が充実しており、世界的に高い評価を受けている大学が数多く存在する。
ユニバーシティーカレッジはコミュニティーカレッジの全ての性質を持ちながら、加えて、特定の分野において、3,4年次の科目を提供しています。そのため、大学に移らずに学士号を取得することができます。
職業訓練を提供する高等教育(Post-secondary)機関が コミュニティーカレッジです。 伝統的な職種から、最新のコンピューター関連の技術、さらに、介護にかかわる職種など、あらゆる種類の職業訓練を提供しています。 それに加え、大学編入プログラムを提供しているコミュニティーカレッジもあり、 この課程では、大学の1,2年次の科目を履修することができ、3年次に、その単位を希望する大学に移行することができます。編入後は、さらに必要な単位を取得することによって、学士号を取得することができます。 コミュニティーカレッジのもうひとつの大きな役割は、成人向けの生涯学習で、高校レベルの科目を、履修、もしくは再履修する機械を与えるものです。
各学年は通常、9月に始まり、6月に終わる2学期制を取っている。 地元の生徒や他国からの留学生と交流することにより、国際的なコミュニケーション能力を若いうちから培うことができます。 【公立校】 カナダ国内の生徒の95%は、一派にPublic Schoolと呼ばれる公立校に通っている。 公立校での教育は、カナダ国民には、無料で提供される。 【私立校】 私立校は一般に、Purivate SchoolやIndependent Schoolと呼ばれ、キリスト教系の学校が50%を占めています。 私立校は、独自の伝統や教育方針に従って、運営されており、カリキュラムや、アクティビティーなど個性的な授業内容を提供しています。 私立校も、州政府の定める教育方針に沿っていることが求められるため、教育の質を心配する必要はありません。
小学校の修学年齢は6,7歳が一般的で、修了学年は州により6年生〜8年生のいずれか。初等教育以前の教育機関としては、2歳児から受け入れている保育園と4,5才時を受け入れる幼稚園が挙げられます。 基礎を総合的に学ぶことを目的とし、1日平均5時間で、第1言語(英語、フランス語)、算数、理科、社会、美術、体育、生活などの科目を学びます。インターネットが積極的に授業に取り入れられているのも、IT先進国カナダならではでしょう。 成績の優れた生徒を対象とした特別進級制度があり、小学校では、2年生から4年生へというように、学年を飛ばして進級することが可能です。